「スーパー引出し箱」(
W5411)を始めとした木製品は、マジック用具としての完成度の高さばかりでなく、その仕上がりも素晴らしいものですが、この「ダイスペネトレーション」もそんな作品の1つです。まず、四角い木製の筒(縦・横各10cm・長さ21.5cm)に一辺が8cmの木製のキューブ(ブロック)を入れ、ブロックと筒の2ヶ所に空いている穴を合わせます。そして、そこに木製のくさびを通します。ところが、ブロックはスルリとくさびを通り抜けてしまうのです。筒の窓からはブロックが抜けて、くさびだけが残るところが、はっきりと見えます。更に、筒は完全に内側を開いて見せることができる、たいへん優れた作品です。古典的なトリックですが、その巧妙なメカニズムと、1つずつ丁寧に手づくりされ、美しく塗装された製品はコレクターならずとも、ぜひ揃えていただきたい用具と言えましょう。もちろん、難しい技術は必要ありません。(デザインは製品によって異なります)